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44件の議事録が該当しました。

該当会議一覧(1会議3発言まで表示)

1962-08-22 第41回国会 衆議院 大蔵委員会 第4号

阿波丸協定付属了解事項等の中で明らかになったことでありますけれども、西独においてはこれがクレームであるとかデットであるとか言われておるにもかかわらず、わが方ではクレジットとなっておりまして、これらの解釈について西独における問題と、われわれ日本の問題は明らかに別個のものであったと了解せられるにもかかわらず、吉田首相は、これをもって有効な債務であると了解をするなどということで、対米債務を支払う方向に踏

堀昌雄

1962-08-15 第41回国会 参議院 本会議 第6号

そして阿波丸協定によりますと、「米国政府から受けた物資及び役務による直接間接の援助を多として、阿波丸の撃沈から生じた米国政府及び米国民に対するいかなる種類の請求権をも、日本国政府自身及び一切の関係日本国民のためにすべてを放棄する」、というのであります。たっとい二千三名の生命と船との損害をただで放棄するということは、一体どういうことでございましょうか。

成瀬幡治

1962-08-14 第41回国会 衆議院 本会議 第5号

そうして、占領費及び日本に供与された借款及び信用は、今までの各般の綿花借款と同様、こういう日本に与えられた援助物資につきましても、これは払うべきものであるということを、吉田さんが昭和二十四年に阿波丸協定できめておられる。そうしてその内容は、昭和二十四年の四月に、はっきり参議院吉田首相より申し述べておるところでございまして、一点の疑いはございません。  

池田勇人

1962-05-06 第40回国会 参議院 大蔵委員会 第32号

国務大臣小坂善太郎君) 阿波丸協定のことかと思いますけれども、阿波丸協定付属了解事項で、占領費並びに戦後の日本に対する借款及び信用日本に対する有効な債務で、アメリカ政府決定によってのみ減額されるものと了解する、こういうことが了解されておりますわけで、これなども一つ理由であります。

小坂善太郎

1962-05-04 第40回国会 参議院 本会議 第20号

証言終戦処理費とのつり合い、対日平和条約経済援助処理に関する規定のないこと等を理由に、ガリオア等援助債務ではなく無償贈与ではないか、また、もし債務ならば、いつ債務として確定したのであるか等の質疑に対し、政府は、昭和二十一年七月の連合国司令部覚書一八四四号等において、援助物資支払い条件及び経理については後日決定する旨明記さている事実、その他、極東委員会決定米国政府当局証言阿波丸協定付属了解事項等

井上清一

1962-05-04 第40回国会 参議院 本会議 第20号

ガリオア等援助債務性を持つことは、極東委員会決定や、昭和二十一年七月の総司令部指令一八四四号、阿波丸協定了解事項等によって明らかであります。わが党は、政府とともに、一貫して債務と心得るという立場をとってきたのでありますが、今回の協定国会承認によって債務を確定の上、支払いをするということは、きわめて妥当な措置であります。  

苫米地英俊

1962-05-02 第40回国会 参議院 外務委員会 第21号

日本経済が、講和条約の締結前後においては非常に低い水準にあったし、したがって、その時期においてこの問題を処理するのは日本にとっても不利益なことであった、それは事実問題としてそうであったかもしれぬが、私のお尋ねしておりますのは、このガリオア・エロア援助の問題は、先ほど阿波丸協定の問題で私お尋ねしましたが、協定自身昭和二十四年四月の問題ですね、しかも吉田総理は、援助の問題について、国民は誤解があろうが

田畑金光

1962-05-02 第40回国会 参議院 外務委員会 第21号

アメリカが、たとえば阿波丸協定了解事項を見ましても、これらの債務は「米国政府決定によってのみこれを減額し得るものであると了解される」、したがって、この債権債務であるかどうか、幾らの債務とこれを見るか、あるいはするかということは、アメリカ意思によって万事きまるのだ、こういうのがこのガリオア援助性格だと、こう思うのですが、それを端的に表現したのが「債務と心得る」、こういうことだと思いますけれども

田畑金光

1962-04-27 第40回国会 参議院 大蔵委員会 第30号

国務大臣水田三喜男君) この問題は、すでに昭和二十四年の阿波丸協定以来もう国会で正式に論議され、またその後の池田ロバートソン会談というものを機として常に毎国会で論議されておって、政府立場はそのつどはっきり国会で明らかにして今日までに及んだ問題でございますが、御承知のように、これが無償で供与されたものではないということは、あらゆる資料、いきさつ等から、これは外務委員会責任大臣から今国会を通じても

水田三喜男

1962-04-26 第40回国会 参議院 外務委員会 第18号

羽生三七君 阿波丸協定了解事項による「借款及び信用」と、それからフォーリン・エイド誌に言う「グラント及びクレジット」とを見た場合、阿波丸協定のほうの「借款及び信用」というのはただクレジット解釈していいんですか、「クレジット及びローン」というんですか。その場合に、ガリオア・エロアグラントの中の返済条件は追ってきめるというやつがクレジットに移るんですか、その場合。

羽生三七

1962-04-20 第40回国会 衆議院 大蔵委員会 第34号

また昭和三十四年四月十四日の阿波丸協定付属了解事項にいう、借款及び信用三億八十一万ドルについては、すでに五十一年六月に利子を含めて返済している事実も忘れてはならないのであります。  反対理由の第三は、政府債務については非常に忠実でありながら、債権については消極的な態度を持ち続けてきたことについてであります。

有馬輝武

1962-04-20 第40回国会 参議院 外務委員会 第15号

それから、その問題に関連をして、あいまいであることは当然であるという御意見もありましたが、私は非常に不思議に思うことは、日本政府がこれを借りたものと考える根拠は、マッカーサー元帥アメリカ向け議会放送と、もう一つは、何とかいう大佐の指令と、それから阿波丸協定の際の「債務と心得る」という、これだけを根拠にして日本が今回のガリオア・エロア債務の基礎としておるわけです。

羽生三七

1962-04-19 第40回国会 衆議院 大蔵委員会 第33号

阿波丸協定覚書のようにはっきりしない、要するに、債務と心得るというような状態のものをクレジットという字句で表わすということは、普通の場合はあまりないのじゃないか。あの場合は、あのときの吉田総理大臣の御説明で、その政府意思がはっきりしておるということで考えられるわけでございますが、通常の場合は、クレジットと申しますと、やはり確定した債務の場合にクレジットというのが通常であろうと考えます。

中川融

1962-04-18 第40回国会 参議院 外務委員会 第14号

こちらとしての根拠としては、阿波丸了解事項昭和二十四年の国会の御決議に基づきましてアメリカ側協定をいたしました阿波丸協定付属了解事項に、戦後における日本に対する借款及び信用債務であって、そうしてこれがアメリカ側決定によってのみ減額されるものと了解する。債務であると了解する。そしてその債務というものは、アメリカ側決定によってのみ減額されるものとまた了解する。

小坂善太郎

1962-04-18 第40回国会 参議院 外務委員会 第14号

佐多忠隆君 この阿波丸協定了解事項をしばしば引用をされるのですが、しかし、了解事項の中には、「占領費ならびに日本国の降伏のときから米国政府によって日本国に供与された借款および信用は、」云々と言っているのですね。借款信用を問題にしているのであって、日本に供与した援助をどうだということは言ってないと思うのですが、その点はどういうふうにお考えになりますか。

佐多忠隆

1962-04-10 第40回国会 参議院 外務委員会 第11号

しこうして、昭和二十四年四月には、阿波丸協定に付属する了解事項におきましては前記の覚書の趣旨を確認する意味で念のためその債務性了解しておるのであります。  したがいまして援助性格につきまして、わが国と西独との間には実質的にはいささかの相違もなかったものと認められる次第であります。  

小坂善太郎

1962-04-05 第40回国会 衆議院 本会議 第32号

それから昭和二十四年四月の阿波丸協定了解事項には、戦後の米国よりの借款及び信用は有効な債務了解するということで、この国会においてさようなことを了解をいたしておるのであります。  しからば、なぜそのときに憲法八十五条による債務としなかったのか、手続をとらなかったのかという御議論がありますが、そういう手続をとれば、援助の総額を債務として支払わなければならない。

小坂善太郎

1962-04-04 第40回国会 衆議院 外務委員会 第21号

中川政府委員 分類の仕方もいろいろあるわけでございまして、ただいまの「フォリン・エイド」誌の分類とか、あるいは阿波丸協定付属覚書占領費あるいは借款クレジット、これのうちのどれに入るかというような分類をしいて考えれば、その分類の方法もありましょう。しかし、政府としては一貫して債務と心得るという定義をしておることは、御承知の通りでございます。

中川融